事例でみる神経心理学的リハビリテーション

Ｗｉｌｌｓｏｎ氏は欧米で有名な神経心理学者でありこれまでリバーミード行動記憶検査などの神経心理学検査等の開発にも尽力された方です。彼の今まで臨床経験において印象的な症例、上手く介入できた症例、介入できなかった症例について長い経過とともに心理学的介入の結果と生活場面での最終的な状態を細かく記載された唯一の書籍です。日本では診療報酬上の問題等で高次脳機能障害者の介入経過が限定された期間であるためその後どうなったのか？今でも気になる印象的な患者さん等臨床を行っている先生方は多いと思います。Ｗｉｌｌｓｏｎ氏の介入の視点、考え方、悩んだ点など刻銘に記載されているので現場で高次脳機能障害に対して悩んだり、考えたりする先生方にはとてもいい参考書となると思いますので一度御覧下さい。。。私は作業療法士ですがとても参考にしており、単一症例研究の仕方など勉強になりました。