やさしく語る 布石の原則 (囲碁人ブックス)

布石段階での打ち方の入門書であり、棋力それなりの人にとっても基礎固めに最適だと思います。一例をあげれば、相手の模様に入る場合と入らずに消す方がいい場合、消すにもカタツキがいい場合とボウシがいい場合とか、そういった感じの内容です。石の強弱が分かっていることが前提となりますので、この本を読む前に前作「やさしく語る碁の本質」を読んでおく方がいいでしょう。ただ残念な点としては、初版第１刷では誤植があまりにも多い事です。増刷されることがあればこの点は修正されると思います。誤植の一覧については、著者のブログ「白石勇一の囲碁日記」の2017年08月26日の記事にまとめられています。